Text by 中野誠志
ここでは良い水中写真とは何かについて検討します。
水中写真とは、その名の通り「水中で撮影した写真」と定義されます。
それ以外は水中写真ではありません。
では、どのようなものが良い水中写真なのでしょうか?
私が考えるに、
1:社会に、人々に、必要とされている
2:時代を捉えている
3:見る人に感動を与えたり、見る人の心を動かすことが出来る
4:今までに見たことがない(構図やシャッターチャンスなど)
5:時が経っても色あせない
6:生態的な貴重な瞬間を捉えている
7:生き生きとした生物の命をありのままにストレートに撮影している
8:技巧をこらして撮影している
9:素晴らしいボケ味があるか、もしくは素晴らしくシャープである
10:しっかりとしたコントラストがあるか、水墨画のようにコントラストが無い
11:極めて美しいか、非常に汚い
12:ドラマチックである
13:見る人が海を好きになってくれる
14:見る人が潜りに行きたくなる
・・・細かく言うとまだいろいろありそうですが、
だいたいこんな感じでしょうか。
それぞれの詳細についてはいずれまた改めて書いてみたいと思います。
もっともっと良い写真を撮れるようにがんばりたいですね!
Text by 中野誠志
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