Text by 中野誠志
私が水中撮影やガイドでメインで使用しているのは、フィッシュアイ社のFIX neo 2000というライトを2灯使っています。
これをメイン水中ライトとして私が使っている理由は、
<メリット>
1:照射角100°と広く、2灯でフィッシュアイレンズの画角をある程度カバーできること
2:充電時間が2時間で満タンと早い
3:陸上重量347g水中重量115gという驚異的な軽さ(素晴らしい!)
※参考 RGBLUEシステム02は陸上565g水中205g
4:陸上点灯が可能なので、ナイトダイビングで役に立つ
5:軽く拭き上げればそのままライトにプラグを挿して充電可能なので、バッテリーを取り出す面倒が無い(素晴らしい!)
6:ライトヘッドが分離可能できるので飛行機OK
7:インテリジェントインフォパネル搭載で、バッテリー残時間に合わせた運用が可能(素晴らしい!)
8:ライト出力が1%刻みで設定でき、撮影者もパネルを見て認識可能なので多用途に使える(神対応!)
<デメリット>
一方で、改善希望点はLEDの色かぶりです。特に照射角周辺が緑色がかるので、広角での水中ライト撮影では意識しておく必要があります。
※ピンク系のフィルターをかけることで改善することもできます。
<まとめ>
このライトが無かったら、スローシャッター表現の細やかな設定や、発光するワレカラやナガレモエビ属などの夜間発光生物の発見などできなかったことでしょう。
ナイトダイビングでのスヌート撮影では、2灯のFIX neo2000で、片方は強めの光量で生物を探し、片方は弱めの光量でピント合わせに使用する、という方法で効率よくスヌート撮影を行うことができています。
FIXシリーズにはぜひこの充実したユーザビリティを維持する方向性で正常進化していってもらいたいものです。
大いに推薦の水中ライトです!
Text by 中野誠志